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上半期のご報告。

最近はずっとペインティングの制作をしています。あらたな試みの表現に取り組んでいることもあり、機を逃してしまっていた、上半期の展示のご報告です。

「いまをえがくこと」&「いまをかなでること」(関連イベント)@ミツメ_清澄白河
2015年5月23日(土)~2015年5月31日(日)で開催された個展は、公開制作という形で4月の中旬から会場となったミツメさんで展示作品の8割近くを描きました。制作に使えた時間は合計して1ヶ月にも満たないと思います。時間はかなり限られていましたが、制作場所に自分以外の人がいるなか、その人たちの会話をBGMに作品と対話し描くこと、一方で、そこにいる人たちとの対話によって新たな制作手法が生まれたこと、たとえ人がいなくても通常とは違う場所で作品と向き合うなかで、これまでの制作スタイルについて、作品自体について、テーマについて等、より多くの問いが生まれ、それらを自身に投げかけながら制作していました。

ミツメHP

一人で制作することがデフォルトな作家にとって、次々にお客さんが来るなかで描くというのは(カフェも営業されているので)正直大変でした。でも、なぜかしてみたかった、というのが素直な気持ちです。それによって作品が自分がどう変わるのかに興味があったのですが、今振り返ってみると「どう変わるか」というより、もうすでに「変わり始めていた」からやってみようと思えたのかなと感じます。

作品と美術家である私とオーディエンスや周囲の人との関係性、というのか、リアルに【私がいるところ】を実感したくなったのかなと。これまで、作品自体がものすごく自分に近い存在でありすぎて、私や作品が身を置いている【場所】について意識できてない部分があったのですが、昨年の市役所での展示あたりから、色々な面でそこに意識が向くようになって、変わり始めていたように思います。

いわゆる画廊さんでの展示は2013年以降していませんが、この2年間で考えてきたこと、描いたもの、このHPを立ち上げたり、イベント的なことにチャレンジしてきた意味は私にとって非常に大きなものです。答えはすぐ見つかるものではないし、ずっと見つからないかもしれないけれど、今はそこから得た実感と沢山のヒントだけで次に向かって全力で走ることができます。このような刺激に満ちた企画をいただけたことへ、そして、そこでの新たな出会いや見に来てくださったオーディエンスの皆さんへ、すべての感謝の気持ちとともに!

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